中堅・中小企業こそ、勇気を持ってデジタル・ディスラプションを起こす側に回るべき

ここまで記載した内容からすると、企業としてはデジタル・ディスラプションに対して脅威を持つイメージの方が強いかもしれません。
実際に、事業を多角化することが難しい中堅・中小企業においてはリスクは高い状況にあると捉えるべきと思います。

大企業からの請負で実績を挙げ続けた企業や地域で培った信頼を元に成功している企業なども多く存在していますが、デジタル・ディスラプションはそもそも業界そのものを壊す次元にあるため、大企業と比較して資本が乏しい企業では、デジタル・ディスラプションが発生してからデジタル化に向けた対応を始めたとしても、極めて厳しい状況に陥ってしまいます。

だからこそ、中堅・中小企業こそデジタル・ディスラプションに備えたITリテラシーの向上と、さらに言えばデジタル・ディスラプションを起こす側に回るための準備が必要だと考えられます。

自社でデジタル変革を実現するハードルは非常に高いものがありますが、大きな変革期を迎えた私たちが生きる時代は、変革を成し遂げられない企業を置き去りにしてしまう極めてシビアな時代に突入しつつあります。
時には今までの企業理念を改め、新たな時代に迎合した企業理念へと刷新する勇気が必要な場合もあると思います。

しかし、我々の経験からすれば、どのような中堅・中小企業であっても、デジタル・トランスフォーメーションによってビジネスを変革するチャンスはあり、中堅・中小企業だからこそ実現できるデジタル変革も存在します。

アスナビスでは、今後とも、中堅・中小企業様のデジタル・トランスフォーメーションを全力で支援し、誰一人取り残さない世界の実現に向けて全力を注いでいきます。

【出典】
※1 内閣府「第6回 基本計画専門調査会 配布資料」
https://www8.cao.go.jp/cstp/tyousakai/kihon6/6kai/sanko3-6.pdf

※2 デロイトトーマツ「急性ディスラプションの正体」
https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/human-capital/articles/hcm/acute-disruption-covid-19.html

1 2